アジアを舞台に、 自分の強みに磨きをかける。

小熊 渉

企画グループ 営業企画チーム 課長代理
2007年入社/外国語学部卒業
(2019年取材当時)

2007風通しのよさは変わらない

会社の全員の顔と名前が一致するぐらいの規模感で、非常に風通しがよく、誰にでも気軽に相談できる──入社前に感じたそんな印象は、今に至るまでまったく変わっていません。海運の仕事は1人でできるものではなくて、仲間が協力し合って何とか解決するということが圧倒的ですから、社員それぞれの強み、経験、知識をシェアし、結集できる雰囲気は何よりの強みではないでしょうか。意思疎通もスムーズですので、何かを決定する際も非常にスピーディーです。それがサービスの柔軟性につながり、高い顧客満足を生み出していると思います。

2007日中の鋼材輸送に携わる

子供の頃、中国に暮らし、学生時代にも中国に留学していた経験を活かしたいというのが、日中の鋼材輸送で半世紀以上の実績を持つ当社を志望したきっかけの一つです。そうした想いがかない、最初に配属された近海グループでは、主に日中の鋼材輸送に携わることができました。船は24時間・365日動いているので、時として昼夜を問わずトラブルが発生します。その対応のために、顧客や船長などとコミュニケーションを取りながら協力して解決に当たっていきましたが、船長や乗組員には中国人も多いため、私の中国語を活かす機会も多くありました。こうした経験を通じて海運の基礎を身につけることのできた時期です。

2013上海事務所で人脈を広げる

上海事務所に勤務する機会を得ました。業務は近海グループの中国輸送のサポート、現地での顧客や海運関連の情報収集などです。港湾関係者とはよく一緒に面談、食事をしてコミュニケーションを深めましたが、そういった事の積み重ねが想定外のトラブルやアクシデントが起きた際、港湾側に迅速に、柔軟に対応して頂ける事につながる事もあり、人間関係の構築は非常に重要なことでした。新規案件では港湾側と打ち合わせを重ね、貨物にダメージが生じないように積み付けや安全対策を徹底。その後の継続輸送につながるサポートができました。中国に確かな足跡を刻むことができたとして、今も心に残っています。

2015船の“ゆりかごから墓場まで”

現在は営業企画チームで新造船案件や売船業務などに携わっています。造船所に発注した船が2、3年後にできあがり、初めて港を出て行くときには、後ろ姿に向かって「しっかり頼むぞ」と声をかけたくなります。とても感慨深い瞬間です。一方で15年、20年と過ぎた船は、売却します。老齢船などは解撤ヤードで解撤(スクラップ)する前提の売却、スクラップ売船となる場合もあります。売船に際しては世界中の船主から入札があり、顔も知らないバイヤーと何十億円という額の交渉を行います。その過程は非常にスリリングで、契約がまとまって船を引き渡すまで気が抜けません。新造船、売船と、当社の船における“ゆりかごから墓場まで”のように当社にとっての起点と終点を担うことに、責任の重さを感じます。

2019アジアでのプレゼンス向上のために

近海水域サービス、上海駐在、営業企画と、これまで様々な部署を経験してきました。今後は大型船の航路、輸送ビジネスに携わって自分の知見、視野を広げていき、輸送量の拡大や新規顧客の開拓などに挑みたいと思います。そしてシンガポールや上海などの事務所に腰を据えて、アジアでの当社のプレゼンスを高めることに貢献したいと考えています。そのためにも日々激しく移り変わる世界情勢に敏感になり、時代の流れを常に先取りしていきます。また、日常の業務を真剣に取り組む事はもちろんですが、教養の幅を広げ、人生をより充実したものにするため、仕事に関連する、しないにかかわらず様々な資格の取得などにも挑んでみたいと思っています。

HISTORY

  • 2007年4月~ 近海グループ 近海二チーム
  • 2013年4月~ 海外研修(上海)
  • 2015年7月~ 企画グループ 営業企画チーム

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