たくさんのチャレンジが、 自分の財産になる。

西川 真奈

資源エネルギーグループ 産業エネルギーチーム
2019年入社/社会学部卒
(2021年取材当時)

2019入社の原点はパナマ運河の衝撃体験

大学2年生の時、観光で訪れたパナマ運河で目にしたコンテナ船には衝撃を受けました。想像を絶する巨大さで、地球スケールの物流のダイナミックさを肌で感じました。今振り返れば、私が海運業界を目指すことになった原点は、あのときの光景にあったと思います。一方、当社を選んだ決め手となったのは、アットホームな社風でした。社員同士の距離が近く、とてもオープンでフランクな雰囲気を感じたのです。この印象は入社後も変わることなく、入社2年目の今では全社員の顔と名前がほぼ一致しています。困ったことがあっても部署の違いを超えて気軽に相談できる環境は、当社ならではの魅力でしょう。

2019“習うより慣れろ”で経験を積む

入社して2週間目には早くも1隻の船のオペレーション業務を任されました。オペレーション業務とは、本船への指示や港の代理店への連絡、荷主への連絡など、船が動く上での司令塔的役割のこと。もちろん知識・経験がありませんから、最初は右も左もわかりませんでした。とにかく“習うより慣れろ”の姿勢で臨み、周囲の先輩に一から教わりながら業務をこなしました。若手に仕事を任せて育てていくのは当社の方針だと聞いてはいましたが、思っていた以上に大胆に責任を持たせてくれることには驚きました。実際に業務を行い、経験を積むことで次第に仕事の流れも覚えることができ、2年目には10隻前後のオペレーション業務を担当するようになりました。

2019巨大な船にやりがいを実感

自分の担当している船を初めて見たときは感動しました。70,000トン~100,000トンの貨物を一度に運べる船を目の当たりにして、全容が視界に収まらないほどの巨大さに圧倒されました。こんなにも大きな船が私の指示のもとで世界の海を走っているのですから、自分の仕事のダイナミックさにやりがいを感じると同時に責任の重さを痛感しました。普段は電話やメールでやりとりしている船長や代理店の方と、初めて直接お目にかかれたのも嬉しかったです。一度でも顔を合わせると気持ちがぐっと近づいた気がして、それ以来、コミュケーションはさらに円滑になりました。

2020アクシデント対応こそ醍醐味

船の運航にはアクシデントがつきものです。むしろアクシデントの際にいかに的確な指示を出せるかが、私たちの腕の見せどころといってもいいでしょう。港での作業中に船体の損傷が発生したときは、本船や船主、代理店等と密に連絡を取りながら対応し、なんとか次の航海に間に合わせることができました。最近ではコロナ禍で寄港予定だった港がロックダウンしてしまったこともあります。このときもまずは情報収集に努め、代わりにどの港で荷揚げするかの判断を荷主に仰ぐ等的確な対応を心掛けました。入社1年目ではアクシデントに直面すると焦るばかりだったものの、2年目にはある程度冷静に対応できるようになりました。これもやはり“習うより慣れろ”。経験を積むことが、成長につながっていると感じます。アクシデントに際しても対応を任せてくれるから、一つひとつの経験が確実に自分の財産になっていくのです。

2020海外事務所で経験を積みたい

海運の仕事をしていると、国際情勢の変化が身近であることを実感します。政治や経済の動きで海運のマーケットは敏感に変化しますし、それが燃料費に跳ね返って航海の利益を左右することも。燃料を手配するタイミングや場所も燃料コストに関わってきます。そのため的確なオペレーションを行うには、国際情勢から天候まで、あらゆる環境の変化を先読みする力が必要です。その点で私はまだ力不足。先輩を見習いながら、よりきめ細やかなオペレーションができるようになりたいと思っています。また海外事務所で1年間の研修を受けられる制度もあるので、ぜひ海運の中心地であるロンドンで研修を受けてみたいと考えています。

HISTORY

  • 2019年4月~ 石炭グループ 石炭二チーム
  • 2019年6月~ 資源エネルギーグループ産業エネルギーチーム(部署名変更)

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