入社5年目で海外研修。 少数精鋭のシンガポール事務所で、 将来のキャリアパスに繋げる海外経験を積む。

2022年7月より現在は1年間の研修員としてシンガポール事務所に在籍しています。当事務所の社員数は社長含め4名、少数精鋭で本社営業グループとアジア方面の顧客との懸け橋となれるよう日々営業を展開しています。研修員は主にインド方面顧客向け輸送サービスを担う本船のオペレーションと、東京本社の集荷作業や用船活動の仲介を行います。シンガポールは海運・貿易の中心地でもあり、資源メジャーといった顧客をはじめ、船主や海運ブローカーなどが集まっています。そういった会社と密なコンタクトをとり、関係を構築・維持していくことも当地の役割だと思っています。東京にいた頃より面談や会食の機会も多く、在外顧客と対面で話ができるのは当地の強みでもあり、非常に貴重な経験をさせてもらっているなと思います。

研修員の仕事のひとつであるブローキング業務は、わたしにとっては初めての経験です。不定期船グループや資源エネルギーグループ扱いの用船の仲介を行うことが多く、鉄鋼原料グループ時代に取り扱っていた貨物の種類は大まかに分けて鉄鉱石と石炭の2種類のみでしたが、同グループの取り扱う貨物の種類、配船パターンはまさに無数で日々勉強の毎日です。どの貨物にどの船を配船し、どのように運ぶのがもっとも利益的か、市況をどう見るか、といった深い知識と経験が必要で、目まぐるしく変わるマーケットの中での交渉力、素早い決断力も不定期船運航/配船に重要な力だと感じます。本社にいる先輩方やブローカーの方々から学びながら日々奮闘しています。

シンガポールは非常に住みやすい国で、来星してまだ1か月しか経っていませんが、とても気に入っています。物価は日本よりは少し高く食事もレストランに入ればそれなりはしますが、ホーカーセンター(屋台街)で食べれば500円程度で済ませられます。料理はそこまで得意という訳でもないので…気軽にご飯を済ませられるのはありがたいです。土日は買い物をしたり街を散策したりすることが多いです。シンガポールはマレー、中華、インドなど様々な文化が入り混じっており非常に興味深い場所が多いですね。食べ物の話ばかりですが、リトルインディアで食べたカレーはおいしかったです。また、シンガポールは周辺諸国とも近いので、地の利を生かして週末で観光に行くことができるのも良い点のひとつだと思っています。先日は早速カンボジアのプノンペンに旅行に行ってきました。