機関長を目指し、専門性を高められる環境を求めて
外航船の機関長になることが私の目標なのでNSユナイテッド海運に入社することを決めました。航海士がいないと船は動きません。機関士がいなくても船は動きません。航海士に比べると機関士の仕事はイメージが付かないと思いますが、機関士がいないと船が動くうえで必要な動力もありません。人間が生活するうえで必要な水もないし冷蔵庫も使えません。機械と言っても主機、発電機、ボイラーだけでなく船で壊れたら洗濯機や船内の照明器具もすべて機関士が整備します。よく言われますがそんな縁の下の力持ちがかっこいいと思ったから機関士になりたいと思い、いずれは機関長になりたいと思いました。
当社に入社した理由はほかの外航会社とは異なり、船種を絞っているからです。船種が少ない分、より早く成長でき機関士として一人前になれると思いました。入社前は25歳までに二等機関士、30歳までに一等機関士、45歳で機関長になりたいと考えていました。現状、順調なのでこのまま仕事に勤しみたいです。
整った教育環境と尊重し合える仲間と共に、自立と成長を実感する日々

十分な研修を受けてから初めて乗船できるため、新人でも恵まれた環境の中で成長できると感じました。二等機関士に昇格する際には、担当機器である発電機の研修も受けました。この研修のおかげで、1隻目の乗船でも安心して作業に臨むことができ、若手を大切にする会社だと実感しました。また幅広い世代の方が在籍していますが、仕事の場では年齢に関係なくお互いを尊重し合っており、とても良い雰囲気の会社です。
乗船中にトラブルが発生した際は、最初のうちは上司に助けてもらうことが多かったです。しかし、経験を積むにつれて自分で解決できるようになり、時には私が助言してトラブルを解消できたときには、自分の成長を強く実感し、仕事を続けていてよかったと感じました。
また、機関のメンテナンスやトラブル対応に携わる中で、自分の専門知識を深めることができたことも印象に残っています。特に緊急時に冷静に対応し問題を解決した経験は、自信とやりがいにつながりました。多くの困難や課題に直面しながらも、協力して安全かつ効率的に航海を続けることが私たちの使命です。
飽くなき自己研鑽と、信頼を築くコミュニケーション

機関士として一人前になるには技術はもちろんですが体力も必要なので休暇中も体力が落ちないように運動することを心掛けていました。また技術的なスキルの向上に努めるため、船舶機関の技術や安全規則について学習を続けてきました。担当機器以外に関する知識を深めることで、船のプラント全体が理解できるようになり、緊急時に役立ちます。船員の中でも女性機関士は少数のため、長期間の航海中において、女性であっても機関士としての役割を果たすことが、周囲の理解や協力を得るために大切だと感じました。重量物を運ぶ際は私が行うことによって危険が生じる可能性があるので他の方に協力していただいて作業しています。
また、職場でのコミュニケーションにも注力しました。異なる国籍や文化背景を持つ乗組員と円滑に連携し、ともに作業した日々は、大きな成長につながりました。この経験は、船員としての自信に大きく寄与しました。
これらの経験を通じて、技術面だけでなく、リーダーシップやコミュニケーション能力も向上させることができ、今後も安全かつ効率的な船舶運航に貢献していきたいと考えています。
オンとオフの切り替えを楽しみ、海上の日常を彩る

6~9か月乗船、2~4か月休暇で一般的な仕事とはサイクルが異なるため、家族の理解は必要不可欠です。仕事とプライベートを両立する上で大切にしていることは休暇を満喫することです。満喫することにより乗船中も次の休暇のことを想像するだけで仕事がはかどります。また乗船中も休む時は休み、働くときは働きメリハリをつけるようにしています。船という狭い中に仕事場と居住区があり2メートル先には上司の部屋があり、夜中でもアラームが鳴った際は対応しなければいけません。乗船中はなかなかしたいことができませんが、そんな中でも、運動したり、ゲームをしたり、お菓子を作ったり、釣りをしたりして船員生活を楽しんでいます。また何も遮るものがない中、夕陽を見たり満点星空を見たり野生のクジラやイルカを見れるのは外航船員の特権でもあります。
まだ入社して4年目で海上勤務のみのため制度などは利用したことがありませんが、将来使える制度は利用したいと思います。
今後の目標と就活生へのメッセージ
まだ二等機関士で半年しか乗船していない為、担当機器の作業はすべて行えていません。二等機関士の担当機器は発電機、造水器、清浄機、空気圧縮機などがあります。発電機といっても、燃料・潤滑油・冷却水用のポンプ、空気・潤滑用の冷却器、弁など何十種類のパーツから成り立っておりとても半年ではすべてメンテナンスできません。今後の乗船では発電機のピストン抜きをしてみたいです。この作業は機関部全員で行い1週間ほどかかる大掛かりな作業で二等機関士の担当機器のためしてみたいです。また陸上勤務になった際は、保船監督として安全な運航業務に取り組みたいです。
船員は他の仕事に比べて制限がありますがその分、長期間旅行できたりと自由なところもあります。当社では、多様な人材が活躍できる環境があり、私もその一員として安全な航海を支えるために努力していくので興味がある人はぜひ入社してください。

一日のスケジュール
- 07:00 起床
- 07:10 朝食
- 08:00 仕事開始 見回り後に機関部でミーティングし作業の確認をします。機関室は高温で重量物を扱ったりすることが多いので、事故防止のためミーティングは重要です。
- 10:00 休憩 書類を作成したり、上司に作業の進捗状況を報告します。
- 10:30 作業再開
- 12:00 昼休憩 昼食のメニューはラーメン、親子丼、タコライスなど多岐にわたります。
- 13:00 作業再開 作業の続きを行います。DUTYの日はM0チェックを行います。
- 15:00 休憩 作業記録を作成します。
- 16:00 作業再開
- 17:00 仕事終了 翌日の準備をします。
- 18:00 夕食 ハンバーガー、寿司、インディアンカレーなどバラエティ豊かな夕食です。
- 19:00 運動したりゲームしたり 船にはswitchやトレッドミル、サンドバッグがあります。
- 20:00 見回り DUTYの日は見回りします。
- 22:00 就寝












